2013-01-01から1年間の記事一覧

潜水艦映画鑑賞

"We Dive at Dawn" (1943) http://www.youtube.com/watch?v=uQMXlXqSe4s と『深く静かに潜航せよ Run Silent, Run Deep』(1958) http://www.youtube.com/watch?v=FSSmuNh_b90 観ました。おもしろかったです。もっと潜水艦映画みたい。。

ゴダール『映画史』のこと

ゴダール 映画史(全) (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=リュックゴダール,Jean‐Luc Godard,奥村昭夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (28件) を見る 久しぶりの更新です。前回ログイン…

シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと』のこと

根をもつこと作者: シモーヌヴェーユ,Simone Weil,山崎庸一郎出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2009/02/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (14件) を見る 久しぶりの更新です。思えば一か月近くブログを更新する気力を失い、その他いろい…

ミヒャエル・ハネケ『愛、アムール』のこと

愛、アムールとは編集Amour2012年|オーストリア、フランス、ドイツ|カラー|127分|画面比:1.85:1|映倫:G|MPAA: PG-13スタッフ脚本&監督:ミヒャエル・ハネケ製作:マルガレート・メネゴス製作総指揮:ウーヴェ・ショット撮影:ダリウス・コンジ編集…

エピクロス『教説と手紙』のこと

エピクロス―教説と手紙 (岩波文庫 青 606-1)作者: エピクロス,出隆,岩崎允胤出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1959/04メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (14件) を見る ギリシャ!やっぱり古代ギリシャはすごいなあ!エピクロス!その『哲…

大江健三郎『取り替え子』のこと

取り替え子 (講談社文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/04/15メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 15回この商品を含むブログ (52件) を見る 感動しました。大感動しました。 これがノーベル文学賞のポテンシャルやで・・・「田亀シス…

E.H.カー『危機の二十年』のこと

危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫)作者: E.H.カー,原彬久出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/11/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (38件) を見る E.H.カーの危機の二十年を読みました。国際政治ということについての本…

バロウズ『夢の書―我が教育』のこと

夢の書―わが教育作者: ウィリアム・バロウズ,William Burroughs,山形浩生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1998/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る 久しぶりにウィリアム・バロウズを読みました。ウィリアム…

戸坂潤『日本イデオロギー論』のこと

日本イデオロギー論 (岩波文庫 青 142-1)作者: 戸坂潤出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1977/09/16メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る ウルトラえらい!!!この本を読んでいく中で、僕が感じたことは要約すれば上の二語につき…

バルザック『セラフィタ』とメアリ・ダグラス『儀礼としての消費』のこと

セラフィタ作者: オノレ・ド・バルザック,沢崎浩平出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1995/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (5件) を見るセラフィタ、どんな話かなあ、パリかなんかの、ゾラ的な、ちょっと薄汚く小汚い…

ネルヴァル『暁の女王と精霊の王の物語』のこと

暁の女王と精霊の王の物語 (角川文庫)作者: G.ネルヴァル,中村真一郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1952/02/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 読みました。角川文庫リバイバルコレクションに収録されているものです。 …

大今良時『聲の形』のこと

http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/02065/newest 今週のマガジンに掲載された大今良時という方の『声の形』という短編が評判です。あらすじは聴覚障碍者の女の子がいじめられ、いじめられるけど、最後はハッピーというもの。 最初読んでの感想は…

ホカート『王権』のこと

王権 (岩波文庫)作者: A.M.ホカート,橋本和也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/12/15メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る ホカートの『王権』を読みました。タイトルからしてものすごくつまらなそうな、諸星大二郎的な民俗…

『詩学』と『詩論』と『ギリシャ詩文抄』のこと

2冊の本を読みました。 アリストテレース詩学/ホラーティウス詩論 (岩波文庫)作者: アリストテレース,ホラーティウス,松本仁助,岡道男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/01/16メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 140回この商品を含むブログ (60件) …

コンスタン『アドルフ』のこと

アドルフ (新潮文庫)作者: コンスタン,Benjamin Constant,新庄嘉章出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1954/06メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (10件) を見る コンスタンの『アドルフ』、読もうとしてぱらぱらとめくったらびっくりしました。…

美学なき人―大岡昇平のまとめ

1月から読み進めていた大岡昇平全集、中央公論社からの全16巻本、ようやく読み終えることができました。大岡昇平のことにちょっと詳しくなりました!けれどこの全集は1976年くらいまでに出版されたものなので、当然のちの代表作である『事件』とか、…

『痴愚神礼讃』と『クレーヴの奥方』のこと

2冊の本を読みました。 痴愚神礼讃 (中公クラシックス)作者: エラスムス,Desiderius Erasmus,渡辺一夫,二宮敬出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/09/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (21件) を見る 痴愚礼讃はエラス…

ブランキ『天体による永遠』のこと

天体による永遠 (岩波文庫)作者: オーギュスト・ブランキ,浜本正文出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/10/17メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る 岩波文庫白、オーギュスト•ブランキの『天体による永遠』読みました。最初宇…

モンテーニュ『随感録』のこと

新選 モンテーニュ随想録作者: 関根秀雄出版社/メーカー: 白水社発売日: 1998/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る ずっと前から読みたかったモンテーニュの随感録(エセー)、ようやく全訳をヤフオクで落札出来、今日から読み…

ハーバーマス『近代―未完のプロジェクト』のこと

近代―未完のプロジェクト (岩波現代文庫―学術)作者: J.ハーバーマス,三島憲一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/01/14メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 59回この商品を含むブログ (25件) を見る おもしろかったです。翻訳ものなのでこの言葉の意味を…

大岡昇平『歌と死と空』と『逆杉』『黒髪』『来宮心中』『保成峠』などの短編のこと

大岡昇平全集の読書が続きます。昨日は『歌と死と空』と短編いくつかを読みました。 大岡昇平、短編があまりにつまらなすぎるので絶望しながら読んだ評判のよくない長編『歌と死と空』がめちゃくちゃ面白かった。久しぶりに時間を忘れて読書できた。ものすご…

水上瀧太郎『汽車の旅』のこと

細々と続く水上瀧太郎全集読書も一巻を終え二巻もようやく中盤、永井荷風の『あめりか物語』みたいなものにオエーと思ってしまう自分にはつらい明治人訪米記が続くのでかなりしんどいのですが、やはり読む気分の時に読むと異国の地でも水上瀧太郎は水上瀧太…

大岡昇平『酸素』と『化粧』のこと

今日は大岡昇平の2つの作品を読み終えました。 酸素 (新潮文庫)作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1979/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る酸素、は大岡昇平の未完の作品で、 これからしばらく大岡昇平は未完作品を連発します。…

『レイテ戦記』の感想と大岡昇平の文章に感じること

大岡昇平 『レイテ戦記』読了。やはりすごい本で、一回サラッと読んだだけでは何も把握できない。 とはいえこんなことを思いました。 2013年01月28日(月)[8] 大岡昇平「レイテ戦記」読了。大岡昇平の伝記もの、歴史小説系は全て読み終えてそのあまりの作者の…

吉田健一『ヨオロッパの世紀末』のこと

ヨオロッパの世紀末 (岩波文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/10/17メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (43件) を見る久しぶりにすごい本を読み、すごい作者の人に出会いました。 吉田健一・・・僕は19世紀のことが…

小田桐圭介『あたし、時計』のこと

今僕のツィッター画面でやたら褒められている作品!『あたし、時計』(小田桐圭介短編集・オダギリックス! ) http://t.co/7KcfsmZq #電脳マヴォ” posted at 00:40:02 しかし、僕はこういう作品が1番嫌いです…「アンネの日記」をあがめる人みたいな、そうい…

水上瀧太郎全集

昨日大岡昇平全集のことを書きましたが、 同時に今読んでいるのが水上瀧太郎の全集です。 瀧太郎は滝太郎の時も、瀧太郎の時もあるようで、 どちらか統一されていないくらい、現在では忘れ去れている作家のようです。 「青空文庫」でもいくつかの作品を読む…

大岡昇平全集

今日は一日大岡昇平全集を読んで過ごしました。 全集は作者がまだ『事件』など、有名な作品を残していない時期に編まれた中央公論社版の全十五巻のものです。既に一巻をあらかた読み終えていて、今日は二巻全てと一巻の残り、それから三巻収録の短編、それら…