大岡昇平

美学なき人―大岡昇平のまとめ

1月から読み進めていた大岡昇平全集、中央公論社からの全16巻本、ようやく読み終えることができました。大岡昇平のことにちょっと詳しくなりました!けれどこの全集は1976年くらいまでに出版されたものなので、当然のちの代表作である『事件』とか、…

大岡昇平『歌と死と空』と『逆杉』『黒髪』『来宮心中』『保成峠』などの短編のこと

大岡昇平全集の読書が続きます。昨日は『歌と死と空』と短編いくつかを読みました。 大岡昇平、短編があまりにつまらなすぎるので絶望しながら読んだ評判のよくない長編『歌と死と空』がめちゃくちゃ面白かった。久しぶりに時間を忘れて読書できた。ものすご…

大岡昇平『酸素』と『化粧』のこと

今日は大岡昇平の2つの作品を読み終えました。 酸素 (新潮文庫)作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1979/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る酸素、は大岡昇平の未完の作品で、 これからしばらく大岡昇平は未完作品を連発します。…

『レイテ戦記』の感想と大岡昇平の文章に感じること

大岡昇平 『レイテ戦記』読了。やはりすごい本で、一回サラッと読んだだけでは何も把握できない。 とはいえこんなことを思いました。 2013年01月28日(月)[8] 大岡昇平「レイテ戦記」読了。大岡昇平の伝記もの、歴史小説系は全て読み終えてそのあまりの作者の…

大岡昇平全集

今日は一日大岡昇平全集を読んで過ごしました。 全集は作者がまだ『事件』など、有名な作品を残していない時期に編まれた中央公論社版の全十五巻のものです。既に一巻をあらかた読み終えていて、今日は二巻全てと一巻の残り、それから三巻収録の短編、それら…