モンテーニュ『随感録』のこと

新選 モンテーニュ随想録

新選 モンテーニュ随想録


ずっと前から読みたかったモンテーニュの随感録(エセー)、ようやく全訳をヤフオクで落札出来、今日から読みだすことができました。聖書と一緒に読んでいます。

モンテーニュのエセーというのはその名の通り世界初の「エッセイ」と呼ばれているもので、またモンテーニュが特に完成を意識せず、生涯にわたってめちゃくちゃ加筆をしたので、とにかくやたら長いことで知られています。

一応白水社からいまも新訳が出ているのですが、一冊2500円くらいで七冊もあり、全部ハードカバーで各巻の内容もしょぼいため、ずっとヤフオクで探していたのでした。

訳者の関根秀雄氏はロシュフコーも訳しているフランスのブンガクの研究者で、訳はめちゃくちゃ読みやすいです。

内容も今のところ100pくらい読みましたが、全然わかりやすくておもしろい本で、久しぶりにこういう古典の名作系の本でカンドーしました。
内容はたしかにエッセイ、散漫も散漫なのですが、人は1580年の頃からだって全然変わらないようです。