モンテーニュ『随感録』のこと
- 作者: 関根秀雄
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1998/07
- メディア: 単行本
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ずっと前から読みたかったモンテーニュの随感録(エセー)、ようやく全訳をヤフオクで落札出来、今日から読みだすことができました。聖書と一緒に読んでいます。
モンテーニュのエセーというのはその名の通り世界初の「エッセイ」と呼ばれているもので、またモンテーニュが特に完成を意識せず、生涯にわたってめちゃくちゃ加筆をしたので、とにかくやたら長いことで知られています。
一応白水社からいまも新訳が出ているのですが、一冊2500円くらいで七冊もあり、全部ハードカバーで各巻の内容もしょぼいため、ずっとヤフオクで探していたのでした。
訳者の関根秀雄氏はロシュフコーも訳しているフランスのブンガクの研究者で、訳はめちゃくちゃ読みやすいです。
内容も今のところ100pくらい読みましたが、全然わかりやすくておもしろい本で、久しぶりにこういう古典の名作系の本でカンドーしました。
内容はたしかにエッセイ、散漫も散漫なのですが、人は1580年の頃からだって全然変わらないようです。